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火災はなぜ起こる?火災の原因、出火原因、火災を知ろう

火災はどんなことが原因で起こるのでしょうか?
総務省消防庁のデータを見るて、浮き上がってきた、火災の出火原因とは・・・。

火災発生の原因、第1位は「放火」、第2位は「こんろ」

総務省消防庁による火災の概要データを見てみると・・・。

総出火件数35,703 件(平成22年1月~12月)を出火原因別にみると、

  • 「放火」3,988 件(11.2%)
  • 「こんろ」3,529 件(9.9%)
  • 「たばこ」3,526 件(9.9%)
  • 「放火の疑い」2,966 件(8.3%)
  • 「たき火」2,085 件(5.8%)

の順となっています。

また、この火災の原因の「放火」及び「放火の疑い」を合わせると6,954 件(19.5%)となっていて、 なんと放火が多いんだろうと思いますよね。
また放火が出火原因となっている火事は、都市部で多く、

  • 東京都1,067 件(28.0%)
  • 大阪府733 件(31.8%)
  • 埼玉県600 件(30.9%)
  • 愛知県588 件(28.1%)
  • 神奈川県482 件(25.5%)

となっているんです。

データを見ると、一年でコレだけの火災が発生していることに驚かされるのですが、その出火原因の一番が放火だということにも驚かされますね。
火災は、発生当初に対処できれば、大きな災害にならず、落ち着くかもしれませんが、発生当初に発見できないと、大きな災害にもなるので、気をつけたいですね。

年間約5~6万件の火災が発生する日本

日本では、年間約5~6万件の火災が発生しています。
このうち、約6割が建物火災で、さらにその約6割が住宅火災となっています。 そして、建物火災では、年間約1,500人(平成19年中)の人が亡くなっています。
その死因の二大原因は、一酸化炭素中毒・窒息(ちっそく)と火傷(やけど)となっているんです。
火災でなくなった方の年齢を見てみると、高齢化が進んでいるからか、65歳以上の高齢者のしめる割合が半数以上になっています。

火災は、火が発生する(出火原因)だけでなく、そこから被害が広がっていくものです(災害になる)。 特に、私たちの住まいに対する住宅火災は、身近な災害だけに、非常に気になるところです。
万が一に備えて、火災の知識を身に付けて、さらに火災対策や、火災に対する安全対策、防火対策を、 家族や住まいを守るために実施しておきたいですね。


■参考資料及び出典■
総務省消防庁、報道資料(平成22年11月12日)
平成22年(1月~6月)における火災の概要(概数)より一部引用


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