災害による被害をできるだけ少なくするために必要な「三助」をご存知ですか? これは読み方を 「さんじょ」と読みます。
これら3つの助が災害を少なくするのに重要だと言われているんです。
その中でも、特に重要なのは「自助」で、一人一人が自分の身の安全を守ることです。 というのも、災害が発生したときに、まずは、自分が無事でなければ、どうにもできないですからね。
そして、その自助に取り組むために重要なのが、地震に備え、身を守るために地震対策としての日頃の心構えなんです。
「そんなことないよ、今は地震速報も充実しているし、地震が来る前に前兆や予兆がわかるようになってきたって聞くけど・・・。」 というように考える方もいると思います。
例えば地震予知があります。 地震予知は昔にくらべ、ずいぶんと進化して、あたる確率もアップしたようですが、それでもまだ100%ではありません。
東海大地震や南海トラフ大地震も、今年はきそうだ、そろそろ起こるだろう。と言われていますが、まだ実際には起こっていません。
ですので、地震予知を過剰に信頼せずに、いつ来るかわからない地震に備え、身を守るために、地震対策としての日頃の心構えが、地震対策・安全対策の基本になります。
地震対策に、「もうこれで十分」だとか、「絶対大丈夫」といったことはありません。
一人ひとりが、自分の周りに、どんな危険が待っているのかを想定し、その危険による被害をできるだけ少なくするために、自助としての日頃の心構えを覚えておきましょう!
地震による被害をできるだけ少なくするために必要な心構えを日頃から意識していると、イザというときに動けるようになり、助かる確率がグンとあがります。これは前で述べた自助ができていると言うことになりますね。
助かる確率があがり、実際に助かれば、共助ができ、さらに公助の支援で被害を少なくすることができます。
いつ来るかわからない地震に備え、身を守るために、地震対策としての日頃の心構えが、地震対策・安全対策の基本。 というのがわかったら、次はどんな心構えをすればいいのかをご紹介します。
地震対策としての日頃の心構えを、頭に入れて、イザというときに行動できるようにしておきましょう。
怪我をしてからでは地震後の火の始末や非難が遅れてしまいます。 家具の店頭や落下物がおちてくるなどに充分に備えましょう。
揺れを感じたらすばやく行動。火元の付近には燃えやすい物を置かない習慣を
神道でドアがあかなくなることもあります。戸を開けて避難口の確保を!
万が一出火しても天井に燃え移る前であれば大丈夫。あわてずに火の消化を
飛び出しは怪我のもと。冷静な判断を
ブロック米や自動販売機には倒壊の恐れがあります。すばやく避難をしましょう。
地域ぐるみで協力し合って救護の体制を
居住地の自然環境を把握して、二次災害の防止を心がけ
マイカーなどの自動車での避難は危険な上、緊急出動の障害に。ルールを守る心がけを
事実はひとつ。間違った情報に惑わされずに的確な行動を
地震予知よりも地震に備え身を守るのが地震対策、安全対策の基本として、 日頃の心構えをまずは覚えて意識しようということをお伝えしました。
今では、多くの情報を自分でとることができます。 でも地震の時には、情報が寸断されてしまうことも考えられます。
そのときには、自分で自分の命を守らなくては、助かりませんし、被害を少なくすることはできません。 そうならないためにも、地震対策、安全対策の基本として、日頃の心構えを活用してください。